120%近道「シャドーイング」から始めるTOEFL iBTリスニング攻略入門


シャドーイングは英語リスニング攻略の隠れ王道である

近頃、無責任な英語リスニング学習法が巷にはびこっています。

たとえば、音読、ディクテーション、リピーティングなどなど。

しかし、ここで数年英語学習に時間を投下してきたぼくが一つの事実を断言します。

それは、

「シャドーイングこそ英語リスニング攻略法の大王道である」

ということです。

英語 シャドーイング 方法

英語最難関のテストと呼ぶにふさわしいTOEFLのリスニングを攻略するには、

この「シャドーイング」というスナイパーをいかに飼い慣らすか

という一点にかかっています。

この記事を偶然読まれた方は今日からシャドーイングによるリスニング攻略に乗り出しましょう。

以下が本記事の目次です。

 

  • シャドーイングとは何か!?
  • シャドーイング入門以前(実践する前に何が必要か)
  • ひきこもりが生み出したシャドーイング方法
  • シャドーイング入門から応用教材まで
  • TOEFL対策のためのシャドーイング

 

それでは上から順番に見ていきましょう。

 

シャドーイング(Shadowing) とはいったい何!???

シャドーイングとは、

「耳から聞こえてくる音声をそのまま即座に口に出すこと」

です。シャドーイングをいまだ経験したことがない方は、

テレビをつけてアナウンサーの言葉を聞きながらリピートしてみましょう。

それが昨今人気を博している「シャドーイング」です。

 

シャドーイング、きみはどこからやってきた???

シャドーイングはもともと音声学(人の声を分析する学問)と

聴覚音声学(音声の知覚方法を分析する学問)の実験方法として取り入れられてきました。

しかし、このシャドーイングの有効性が認められてからは、

同時通訳の養成方法として長く用いられてきました。

この裏ワザのような英語リスニング、そしてスピーキング上達方法がぼくらのような素人にも浸透してきているのです。

 

シャドーイングがリスニング対策として用いられるわけ

なぜシャドーイングがリスニング能力の向上に貢献するのか。

残念ながらこの問いに対する答えは明からになっていません。

ただ、一部の言語学者によれば、

内語反復というヒトの習性(新しい言葉を覚えるときに心の中で繰り返し反復する性質)を利用しているためだそうです。

シャドーイングでは、内語反復の範疇を超え、

生の英語をリスニングしながら即座に外語反復(口に出して繰り返すこと)をするため、

脳みその言語中枢をくそ刺激する、

というわけです。

 

もっとシャドーイングについて詳しく知りたいと願う知識欲の強い方は、

コチラの書籍を参考にしてみてください。

もうやめくれよ!!ってほどシャドーイングを熱く語ってくれています笑

 

シャドーイング入門以前~実践の前にすべきこと~

ここまで散々シャドーイングの利点ばかり見つめてきました。

しかし、シャドーイングは中級から上級レベルのリスニング鍛錬方法であるため、

即座に初学者の方におすすめできるものではありません。

では、シャドーイングを実践する前に最低限何を行えばいいのか。

それは英語発音方法の習得です。

このベースがしっかりしていないと、なんとなく聞こえてきた音声をなんとなくリピートすることになります。

そうです。

なんとなく発音していてはシャドーイングの効果が半減、いや。出ません!!

そのため、まだ英語の発音に自信がない方はコチラの記事を読んで練習してみましょう。

 

それから、英語の文法事項に不安をお持ちの方や、語彙力が明らかに不足している方は、

まずはリーディングの攻略に努めてください。

特にTOEFLリスニングは内容が学術的で難解なものが多いのでシャドーイングはリーディング攻略のあとです。

リーディングを先に攻略せねば、と悟った方はコチラの記事を読んで勉強してみてください。

 

 英語によるシャドーイング方法を考える

それではさっそく、ぼくが独りぼっちで実践していたシャドーイングの方法を公開しましょう。

この方法を丸のみするのではなく、参考程度に吸収してくださいね。

 

ステップ0.シャドーイングの素材選び

シャドーイング素材選びのポイントは2つあります。

一つは、現在の英語レベルより格段に低いものを選ぶこと。

二つ目は、スクリプト(音源が文字化されたもの)付であることです。

この2点を満たしていればテレビだってラジオだってなんだって構いません。

 

ステップ1.英文を聴いて理解に努める

まずは素材として選んだ英文を聴いて内容を理解してみましょう。

ここではつぶやく必要もぼやく必要もありません。

 

ステップ1.4.一回目でわからないときはもう一度トライしよう!

一度目のトライで英文を理解できなかった場合、

もう一度注意深くリスニングしてみましょう。

自分の限界を目指して。

 

ステップ1.8.それでもわからないときは、黙読しよう!!

度重なるリスニングの末、意味を理解できなかった場合は、

英文のスクリプトを黙読しましょう。

このステップ1群ではリスニング教材からの意味の吸収を第一目標としてください。

 

ステップ2.スクリプトを音読しよう~新出単語の発音方法の確認

つぎのステップでは、スクリプトをみながら英文を音読します。

ここでのポイントは新出単語の発音記号を逐次確認する

ということです。

つまり、アクセントや詳細な発音方法がわからない単語があればその場で調べましょう。

ここで発音不明単語をつぶしまくるのです。

 

ステップ3.左耳にイヤホンを入れてシャドーイング開始

まずはイヤホンを左耳に入れ、左耳で英文を聴きながらシャドーイングしてみましょう。

左耳から聞こえてくる英文をそのまま即座にリピートすればいいのです。

では、なぜ左耳しかイヤホンをつけないのか、といいいますと、

片耳をあけておくことで自分の発話している音声を聞くことができます。

これにより、素材のモデル英語と自らが発したシャドーイング英語のずれを認識することができるのです。

 

ステップ4.右耳にイヤホンを入れて再びシャドーイング開始

今度はイヤホンを右耳だけに突っ込んでください。

なぜ音声を聞く耳を左からシフトさせたのかといいますと、

左耳の知覚と右耳の知覚は脳の働き方が違うと考えるからです。

つまり、左耳で聴いているときは右脳の言語野、

一方、右耳で聴いているときは左脳の言語野が刺激されるのです。

しかしながら、ぼくは脳科学者でもなんでもないただの半ニートですので偉そうなことは言えません。

ただ、左耳と右耳で一回ずつシャドーイングすることで片耳にかかる負担を減らすことができます。

まあ、あと気分転換にもなるんじゃないですかね笑

 

ステップ5.おのれのシャドーイング音を録音してみよう!!

シャドーイングという所業に慣れてきたら、

自分のシャドーイング音声を録音して聞いてみましょう。

今の時代、スマートフォンやタブレットなどで録音が容易に可能です。

まずは己の現状を知るところから始めましょう。

そして、自分のシャドーイングを聴いてどこまで意味を汲み取ることができるか確認してみてください。

ぼくがはじめて自分のシャドーイングを録音にトライしたときはただ悲惨でした。

シャドーイングの才能あらずと後ろ向きになったこともありました。

でもやっぱり、誰でも上達できるのがこのシャドーイングの強みです。

要領の悪いぼくでもだんだんと上達具合が確認できるようになったのです。

初期段階で記録を残しておくことは後の飛躍を確認するためのベンチマークと化します。

恥ずかしがらず録音してみましょう!

 

 シャドーイング入門教材から応用教材まで紹介です。

さて、次にレベル別にどのようなシャドーイング教材を選択すればいいのか、

ということについて書いてみます。

用意したレベルはよく有りがちな松竹梅です。

 

梅コース:入門するならシャドーイング専門本からが一番よい

幸運なことに現代にはシャドーイング専用の書籍が存在しています。

しかもご丁寧なことにレベル別です。

ただ、ここでは初級レベルの教材だけに焦点を当てましょう。あとのは正直あてになりません。

この書籍ではシャドーイングの定義から方法論まで解説しています。

ただ、シャドーイングの方法は各自ことなりますので、

方法論の箇所を適当に読み飛ばし、シャドーイング練習教材に目を向けましょう。

ここで紹介されている英文リスニング教材はレベルがくそ優しく、英文の音読速度もくそゆっくりなので、

初心者の方も安心してシャドーイング入門ができます。

この本で基礎力をつけてから次にステップアップしましょう。

 

竹コース:超初級ポッドキャストESLを利用する

シャドーイング専門本で掲載されている英文での練習に慣れてきたら、

次は簡単なポッドキャストでシャドーイングしてみましょう。

ここで紹介するのは第二言語として英語を学習する人々のために作成された、

ESL(English as a Second Language) 

というポッドキャストです。

esl1

このポッドキャストの音源の朗読スピードは他のネイティブ向けのポッドキャストと比較すると、

すこぶるゆっくりなものです。

その音声的なやさしさに加えて、各番組ごとにスクリプトが用意されており、

それらをESLのウェブサイトから確認することができます。

これらの観点から、シャドーイング教材として適正のあるPodcastであることは間違いありません。

 

松コース:ネイティブ用のポッドキャストを教材として使う!!

さてさて、シャドーイングの最終目標はずばり、

ネイティブ専用のリスニング音源をネイティブのようにシャドーイングする

ということです。

ただ、ネイティブの方々はほぼすべての英文を聞き取れるため、

スクリプトを用意していない番組が多数です。

そこで、ではスクリプトが容易されており、

なおかつ若干やさしめ(ヤング向け)に作成されたPodcastを紹介します。

ただ、ここで取り上げるのは先ほどのポッドキャストまとめ記事と被っているのでお許しください。

 

1.ヤング向けニュース番組 CNN  Student  News

cnn student news

これは日本でいう「NHK 週刊こどもニュース」的位置づけ。

夏休み・祝日をのぞいた平日に毎日更新される世界のニュース番組です。

キャスターの英語も簡易でご丁寧に毎回スクリプトが用意されているので、

シャドーイングにはもってこいの教材なのです。

ただ、ヤング向けとはいえ相手はネイティブなのでシャドーイング教材としては上級ですのでご注意を。

 

2.一分きりの科学ニュース番組:60 Seconds Science

60 seconds science

60秒という時間に縛りがある科学系ポッドキャスト。

ご丁寧なことにウェブサイトには音源とともに、スクリプトが付与されています。

英文の内容と語彙もすこぶる難しく、ほんとうにほんとの上級者向けシャドーイング教材です。

だって、ときどきスクリプト読んでもよくわかりませんもん笑

まあとりあえず、己のシャドーイング力を試したくなった方は挑戦してみましょう!!

 

TOEFLに特化したシャドーイング方法を提案!!

最後になりますが、TOEFLリスニング対策としてシャドーイングについて触れます。

餅は餅屋という格言のように、

トーフルリスニング攻略に一番速いシャドーイング法は、

TOEFLリスニング教材をシャドーイング教材として利用する

ということです。

ほとんどすべてのトフルの教材には音源とともにスクリプトが付属されていますので、

安心してシャドーイング教材として利用できます。

ここではせっかくなので、ぼくの悲しい経験則から編み出されたTOEFLシャドーイング本を紹介します。

 

テスト音源に近い教材を選ぼう!!

シャドーイング素材として適している教材としての条件は、

テスト本番に近い音源が使用されていることです。

この条件に沿った教材を小出しに紹介していきますね。

 

1.公式ガイドを使う!!

言わずと知れたトーフル公式ガイド。

もちろん公式の参考書であるため、テスト音声も本番のそれに近い。極めて良好です。

スクリプトも付属されているのでシャドーイング用にも転用可能です。

 

2.Delta社テキストのリスニングは最高峰の質!!

デルタ社のTOEFL教材で最も優れているのがリスニングセクションの練習問題。

音声のスピードも本番さながら、さらにアメリカ英語特有のリエゾンという連音まで含んでいます。

一度問題を解答し終えたら二周目としてシャドーイング素材として利用しましょう。

もちろんスクリプト付ですので大丈夫ですよ。

 

3.Longman社 と  ETSの共同制作品

これらのテキストはLongman社とテスト作成側のETSによる共同著作です。

テスト作成側のETSが一枚噛んでいるからか、リスニングの音源がほんとうに良質でテスト本番に近い。

もちろんスクリプトが巻末に付属されているので、シャドーイング素材としてじゃんじゃん利用できます。

ちなみに、このシリーズはIntermediate,  High-intermediate, Advanced の3レベル存在しているため、

おのれのシャドーイングレベルに合わせて教材を選択することが可能です。

 

おわりに~ シャドーイングを制するものはTOEFLを制す~

さて、ここまでシャドーイングというリスニング鍛錬法について一方的に語ってみました。

長々と語ることになってしまいましたが、シャドーイングの「死」から「具」まで網羅したつもりです。

とりあえずぼくの眼球と前腕筋はただいま疲弊しきっています。

ひとまず睡眠をとろうと思いますが、

皆様のTOEFLでのご飛躍を病床から密かに願っております。

それではよい一日を!!

 

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